劇団四季といえばミュージカルですが、ディズニー映画をミュージカル化していることでも有名ですね。
なかでも、ユーモアたっぷりのアラジンや20年以上のロングラン公演記録を更新し続けているライオンキングは、CMでも見たことがあるのではないでしょうか。
こちらでは、日本各地で公演されている劇団四季のディズニーミュージカルについてご紹介いたします。
劇団四季にはかかせないディズニー
劇団四季には、かかせないディズニーのミュージカルですが、それは1995年に上演された「美女と野獣」から始まります。
以降、「ライオンキング」、「アイーダ」などさまざまなディズニーのミュージカルが上演されてきました。
しかも、2006年には韓国で「ライオンキング」の上演を実現させたのです。
夢いっぱいの世界は、海外のプロデューサーから「日本では、ぜひ劇団四季に上演して欲しい」というオファーがあり、劇団四季とディズニーの提携によって実現されたのです。
アラジン
2015年、劇団四季とディズニーとの提携20周年に満を持して上演されたのが「アラジン」。日本では、アラジンと魔法のランプで有名な物語ですね。
アラジンは、コミカルな演出が評判になっていて、ランプの精・ジーニーのユーモアあふれる役どころには観客席に笑いが起こるほど。
キャストのなかでも、ジーニー役の瀧山久志はまさにはまり役!歌声のみならずアドリブや踊りにも注目です。
もしかしたら、子供より大人のほうがはまってしまうかも!?ミュージカル初心者にもおすすめです。
ライオンキング
1998年から上演されている「ライオンキング」は、昨年5月に東京公演20周年を迎えた大ロングラン作品。アフリカのサバンナを舞台に、ライオンの王ムファサのもとに生まれた子供シンバとさまざまな動物たちが繰り広げる壮大な物語ですよ。
なんといっても、動物を表現した衣装に、エルトン・ジョンが作曲した「サークル・オブ・ライフ」などの歌が非常に素晴らしく、まさに生命の賛歌といえる舞台です。
キャストのなかでも、注目は呪術師のヒヒ・ラフィキ役!実力がなければできない役どころですよ。
ライオンキングは、命の連鎖という言葉で私たちが忘れがちな命の大切さを教えてくれる、子供から大人までみんなで観て欲しい圧巻の作品です。
リトルマーメイド
2013年から上演されている「リトルマーメイド」は、海のなかが舞台ということでさまざまな工夫がなされた作品。人魚姫として日本でも有名な物語ですが、原作とは結末が違うところがポイントですよ。
他の舞台では、上部の空間も利用してのリアルな海のなかを再現した舞台は、海の流れに揺られている海藻や宙づりの人魚たちの泳ぎに、本物の海のなかを見ているような感覚に陥ります。
キャストのなかでも、やはり注目はアリエル役!人魚姫は、美しい歌声の持ち主、その世界観を壊さない伸びやかで美しい声を聴くことができますよ。
カラフルでキラキラしていて、ドキドキわくわく楽しめるリトルマーメイドは、特に全世代の女の子(?)におすすめです。
ノートルダムの鐘
2016年から上演されている「ノートルダムの鐘」は、ディズニーの映画や他のミュージカルとは志向を変えて、原作に近い結末に仕上がっている作品。日本では、ヴィクトル・ユーゴー原作のノートルダム・ド・パリとして有名な物語ですね。
こちらは、ディズニーのミュージカルでありながらアニメ映画とは結末が違い、人間の真の心の美しさと醜さを問うような悲劇になっていて、劇団四季ならではのメッセージ性が強く出ていることから、小さい子供が理解するにはちょっと難しいかもしれませんね。
キャストのなかでも、カジモド役の飯田達郎に注目!その圧倒的な歌声に魅了された女性は数えきれません。
そんなノートルダムの鐘は、文学など本が好きな子供や、考えさせられるような課題を持った作品が好きな方におすすめです。
まとめ
ディズニーの映画をミュージカル化したといっても、ストーリーが変わったりなどさまざまな作品がありますね。
配役は、日によって変わる場合もありますが、どの俳優さんも実力派揃いですからご安心下さい。
子供の好みや、親御さんが子供に養って欲しいことなど、いろいろな思いをこめて観に行くと、将来につながったりいい思い出話になったりするのではないでしょうか。
余談ですが、ライオンキングの実写版では、ヒロインであるナラ役の声優はビヨンセだとか!映画も楽しみですね。