Xin chao!(ベトナム語でこんにちは)
突然ですがベトナムの食事というと何を思い浮かべられますでしょうか?
フォーや生春巻きは有名ですし、日本国内でも実際に食べれる店は意外に少なくないものです。他にバインミーというベトナム式サンドイッチも有名ですね。
それにしてもベトナムの食べ物は果たしてそれだけでしょうか?これ以外にも知られざるローカル料理があるのではないか、そう思った筆者はベトナムで最初の滞在場所となったホイアンで食べ比べを行うことにしたのですが果たしてそもそも名前があるのかというような料理に出くわすことになりました。
価格観整理
VND(ベトナムドン、ベトナム通貨)
ベトナムの通貨であるドン(今後VNDと表記します)は東南アジア屈指の「0」が多い通貨です。在りし日のジンバブエドルほどではないにしろ、ハイパーインフレを起こしているイランのイランリアルといい勝負になっています(笑)。
日本円と天秤にかけると1円≒約220VNDほどになるので100円のものを買うと仮定するとあっという間に2万VNDを突破することになります。
ホイアンの物価事情
ベトナムは我々からみれば物価が非常に安い国であることに間違いはありません。筆者は生憎ホイアン以外ではダナンを訪れただけなので詳細は依然として分かりかねていますがホイアンはやや高いクラスにあると見ていいでしょう。
そもそもホイアンはランタンの景観で有名な旧市街が世界遺産に指定されており、今やどこを見ても必ず外国人観光客(特に豪欧米、韓国、中国、日本人)がいるほどの観光地になっています。このような場所ではたとえ観光客にとって安いと思えても現地住民からみれば客単価は上がっています。
その最たる例として、コーヒーがあります。コーヒーは概ね2万VNDで足りることが多いですがここでは5万VNDになっている店が数多く見られました。このような店で注文していたのはほぼ外国人のみだったと覚えています。
4万VND(200円未満!)の食べ比べ
ホイアンで4万VNDは安い部類に入るようです。市内の食堂ではなく、いわゆるレストランでは5~8万VND以上かかっていることはざらにあります。
また、後日ダナンに移動したときは4万VNDで食事できるところをみつけるのは意外にも困難を極めました。ですから4万VNDはかなり安い方だと今はみてよさそうです。
ホイアン市場内
まずはホイアン市場内の屋台食堂(?)です。
写真のようにショーケースのようなものに料理が入っており、その目の前のカウンター席でいただきます。
ベトナムの名物料理として定着している生春巻き(ライスペーパーに野菜やエビなどの具材を包んだもの)4つで4万VNDでした。これでなんとか満腹になるかならないかというような程度です。ただ、生春巻き以外は殆ど5万VND~という印象でした。
また、ここで食事していた人の多くが外国人観光客でしたが、地元の方はどこで食べてるのでしょう?
市場裏の食堂
今度は市場の裏側(?)の通りにある食堂です。ここでは打って変わって外国人観光客の姿が殆ど見当たらず、その代わりに近くで働いているであろう地元住民の方が多く舌鼓を打っていました。
写真のように雑多な惣菜?が並んでいるようなところではメニューをあくまでもみないのがポイントです。結局筆者は滞在中のランチはずっとここに通い詰めていました。
写真を見ると背景にバイクが映り込んでいますがここは露店に近いような食堂です。そんな食堂でまず食べたのはすり身揚げやカツオのブツ切りの甘いたれで焼いたもの、その他野菜類諸々です。
ごはんはこんもり盛ってもらいましたが結局4万VNDでした。実のところベトナム滞在中に気にいった食べ物のひとつになっています(笑)。
今度はベトナム版チャーシューと野菜とごはんたっぷりです。
これも値段は変わらず4万VNDだったのですがここで惣菜コーナー?から選ぶと何を選ぼうと、何種類選ぼうと、大盛にしようと小盛にしようと値段は変わらないのではないかという仮説が立ちました。
最後はイワシと角煮のようなものと野菜とご飯をガッツリ盛りにしてもらいましたが値段は4万VNDのままでした。
この食堂で食べたものはどれも名無しに近いような料理ばかりでしたが素朴さがかえって馴染みやすかったのかもしれません。なお、ストップといわないといつまでもご飯を盛り続けるので目は放さないようにしましょう(笑)
まとめ
観光地で観光地価格より下の水準でガツガツ食べれるというのは大きな発見でしたし、これで費用をかなり節約することができました。
食べ比べとはいってもごく一部ではありますがこれが参考になれば嬉しい限りです。まずは4万VNDの食事は200円未満で食べれると覚えていたければいいかと思います。