以前にクラン(Klang)についてまさかのブルーモスク登場であったり、マレーシア最大級のインド人街のひとつであるということを中心に紹介しましたがもちろん見所はそれだけにとどまりません(笑)。
本来ならこちらを先に紹介するのが普通の流れでなのでしょうがリトルインディアを通り越してもはやインディアになっていることを強調したので先走ったというわけです。(インディア(笑)はここをクリックしてください!)
それはさておき、前回は位置関係などをあまり確認しないままだったのでこの場を借りて整理しながら見所を紹介していきます。
クランはスランゴール州の王都
クアラルンプール市(以後KL)は周囲をスランゴール(Selangor)州に囲まれており、その州の王都は今回紹介するクランになります。州都ではなく王都と言っているのは実際に州ごとにも王がいるからです。(余談ですがマレーシアには国王もいます)ですからそんな王都には当然宮殿もありますが政権運営については原則としてあまり関与しないので象徴としての存在とみていいでしょう。
そんなクランですが王都である以外にマレーシア最大級の港湾都市としても知られており、港はポートクランと呼ばれています。ポートクランは中心部からかなり距離があるのでよほど出張などで訪れないと見る機会はないのではないかと思います。
クランの位地としてはクアラルンプールから電車もしくはバスで1時間前後なので日帰り旅行にもってこいな場所です。
見所を紹介!
ということで早速クランの見所を紹介しますが今回紹介するのはあくまで筆者が実際に訪れた場所のみです。ということで筆者が訪れた範囲内ではありますが見ていきましょう!
王宮(中には入れないはず)
前述したようにスランゴール州の王都であるクランには王宮(イスタナ・アラム・シャー、Istana Alam Shah)があります。王宮自体はクラン市内の標高を少し上げた丘の上にあり、そこから市内を見下ろすようなイメージです。金色に光る
タマネギのようなドームが目印ですが実際に中に入れたという話を筆者はまだ耳にしたことがありません(笑)。ギャラリーもあるらしいということは聞いているのですが...。
Church of Our Lady of Lourdes(キリスト教会)
マレーシアというイスラム色が濃いわりには中華系であったり、インド系であったりとごちゃ混ぜな印象が強いですがこれは宗教でも同様のことが言えます。
クランには世界三大宗教が全てそろっており(とは言っても実際に訪れたのはこことモスクだけですが...)、キリスト教会も目にすることができます。建立されたのは1928年と比較的歴史は浅いですが、これは中華系人口が増加に転じたときと一致するそうです。実際に教会に通っている信者の多くは中華系で、他に若干名のフィリピン人やマレー人がいたかどうかという印象でした。
教会は中心部からはやや離れますが前述した王宮のある丘の麓にあるのでそこから下っていけばすぐにたどり着きます。
Masjid Bandar Diraja Klang(モスク)
クラン川の対岸にはゴールデンモスクと呼んでもよさそうなモスクがあります
。以前紹介した記事ではインド人街のブルーモスクが登場しましたがこちらのモスクはそれとは無関係です。名前に「Bandar」という「町」を意味するマレー語が入っていることからこれはマレー系のモスクです。余談ですが「Bandar」という言葉はアラビア語やペルシャ語でもよく使われますが中東では「町」よりも「港」の意味で使うことが多いです。
映えない写真で恐縮ですが向こうの橋からとればもう少しましな構図になったのではと反省する筆者です(笑)。
リトルインディアとブルーモスク(マスジドインディア)
前回の記事でじっくり紹介させていただきましたが改めて復習しましょう。
クランのインド人街(リトルインディア)はマレーシア国内で最大級のインド人街のひとつとして知られ、実際に中に入ればそこはもはやインディアです。このインド人街の特徴としてはインドムスリムが多いところで、それだけあって写真のブルーモスク(マスジドインディア)を中心にインド人街が形成されています。KLのインド人街が物足りないという方におすすめしたいスポットですね。
数少ない中でも素敵なカフェ(SERAPH AWAKEN)
クランで筆者のようなコーヒー好きにとって難点になっているのはカフェが少ないことです。
そんな数少ないカフェの中でもとびきり素敵なのがSERAPH AWAKENというカフェです。のんびりとした路地のノスタルジックな赤い?建物が目印です。中はとてものんびりとした雰囲気で、コーヒー片手に座ればそこから動けなくなること間違いなしです(笑)。コーヒーはもちろんおいしいですがそこは実際に訪れてからのお楽しみとしましょう。
KLから日帰りでクランへ寄り道しよう(笑)
ということで見所は十分にあることが分かったのでKLに飽きたらクランまで一足伸ばしてみましょう!マレーシア旅行がますますユニークな体験になること間違いなしです!