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[インドネシア]ジャカルタの動く鉄道博物館:中編

2020/02/12 更新 2020/05/04
kinpirafish
インドネシア ジャカルタ ボゴール駅停車中の元東西線05系

さて、初回の前編(ここをクリック!)では感激と興奮のあまりにものの見事に接続列車を逃がして思わぬ長旅になってしまいましたが、今回はさすがにそこまで破天荒な展開にはしません。

中編ではいよいよKereta commuterに乗ってジャカルタ市内を出てボゴールという別の町へやや長めの乗り鉄を満喫します。ただし、満喫とは言っても仮に青春18きっぷでこんな車両にあたってしまうようではいわゆる「ロングシート地獄」と言われること間違いなしですが(笑)。

Stasiun Manggarai(マンガライ駅)


インドネシア ジャカルタ 地下道もあるがこうして駅構内で線路を渡る人の方が多いのはマンガライ駅とて例外ではない

筆者はジャカルタ市内ではマンガライ駅にほど近いところで宿泊していたので今回の乗り鉄のスタート地点はマンガライ駅になります。

マンガライ駅はジャカルタ市内のターミナル駅(他にJakartakota、Jatinegara、Pasar Seneg駅など)のひとつです。ターミナル駅が複数もあるという点では東京とよく似ている点でしょうがマンガライ駅についてはかなり癖の強い駅です(笑)。

マンガライ駅は確かにTanjung Priok行を除く全系統の通勤列車に加えてジャカルタスカルノハッタ国際空港からKA Bandara(空港連絡鉄道の記事も参考に!)も乗り入れるターミナル駅ではありますが長距離列車についてはなんと多くが鈍足で通過します(笑)。

一部停車する列車もありますが基本は空港・通勤列車がメインのターミナルとみてもいいでしょう。東京で例えれば特急ひたちが猛スピードで北千住を豪快に通過しているような感じです(笑)。

ちなみに上の写真を見ていてお気づきの方が多いと思いますが皆さん直接線路を渡っています。ここは数少ない地下通路のある駅なのですが殆どの利用者はこれを選びます。このような光景はインドネシアでよくみられることで、列車が接近すると利用者が渡らないように警備員がくさりのように塞いで安全確保をします。

なお、この駅を利用するときにひとつ用心していただきたいところがあります。

単刀直入に申し上げて周辺の治安は「微妙」です。

スラムとまではいきませんが貧民街のようなものが形成されているので貴重品などには特に気を付けておきたいところです。(先ほどリンクを載せた空港連絡鉄道の記事で詳しい記述があるのでそちらも併せてご参照ください。)

Manggarai↔Bogor


インドネシア ジャカルタ 6番ホームに入線する元武蔵野線205系

前回と違ってありがたかったのは行き先ごとにあらかじめホームが振り分けられていて、しかも行き先がしっかり表示されていたところです。(まぁ日本ではこれが普通なのですが)それにしても6番ホームの狭さは尋常じゃないです....。仮設ホームとでも言ったところでしょうか。

なお、車両ですが千ケヨのインバーター付きの205系だったのでつい最近まで武蔵野線で走っていたものになります。

筆者も授業で越中島に行くときに時々乗ってました。

それはさておき、ここから終点ボゴールまで1時間少々の旅が始まります。それにしてもKereta Commuterの車掌さんは英語の案内も併せて行ってくれるだけにとても心強いです。ですから分からないことがあればとりあえず車掌を捕まえればなんとかなります(笑)。

インドネシア ジャカルタ 線路に近すぎる家々、時々スラムも目にする

車窓としては考え物な場面がやはり多いです。

空港連絡鉄道(KA Bandara)に乗っていたときも線路沿いのスラムを見たりと考えさせられる場面が多く、今回も例外ではなかったです。写真はスラムではないものの家が線路に近すぎるジャカルタや近郊では典型的な光景です。このような環境で人身事故にならないあたりがさすがですがせめて柵は設けた方がいいのではと思ってしまいます。


インドネシア ジャカルタ ボゴールへ向けて標高を上げていく

ボゴールへ近づくにつれて高低差のある車窓になります。

終点のボゴールはジャカルタよりも標高が上がり、その比は沿岸平野(ジャカルタ)vs山(ボゴール)とでも言ったところです。そのため、列車も徐々に標高を上げていき、所々眺めの利くところが出現します。

なお、標高が高いとは言っても1000mにも満たない程度です。それでもジャカルタよりは比較的に涼しく、避暑地としての定評はあるようです。

インドネシア ジャカルタ ボゴール駅到着

終点のボゴールに到着、しかしホームがここも狭いので降りるのが怖かったです(笑)。

インドネシア ジャカルタ ボゴール駅にて

降りてみれば今度は電車へ駆け込みダッシュを試みる大群を回避しなければいけません。写真では伝わらなくて恐縮ですがものすごいスピードと気迫で駆け抜けます(笑)。

インドネシア ジャカルタ ボゴールのエキナカ食堂にて

余談ではありますがボゴール駅構内は食堂やカフェなどが充実しており、しかもとにかく安いです。

ヨーロッパだと駅構内で食べるとアンビリーバブルなレベルで高騰するというのはよく聞く話ですがここは200円もあればこれくらい余裕で食べられます。実際の値段については申し訳ございません、赤い唐辛子味噌のようなものがあまりに辛くて覚えてないです(笑)。

インドネシア ジャカルタ 冒頭でも登場した05系

帰路はマンガライ経由Jatinegara行に乗りました。車両は冒頭で登場した元東西線の05系だったのですが何を血迷ったのかマンガライ駅を通り越してTanah Abang駅までの運賃をチャージしてしかもそこで下車しました(笑)。





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