スペインでは旅行客を狙ったスリに注意!
スペイン旅行を考えている人にとって一番の心配は治安ではないでしょうか?重大事件に巻き込まれる危険性は低いとしても、多くの日本人観光客がスペイン旅行中にスリの被害に遭っているのも事実です。外務省によるスペインの最新の安全情報は、こちらから確認できます。(海外安全ホームページ:スペイン)今回は、20か国以上を旅行し、現在スペイン在住の筆者が、日本人のやってしまいがちなスリに狙われる行動をまとめてみました。
バッグはファスナー付きのモノを選んで!
スペイン旅行をする日本人の中で、とくに女性に多いのが、ファスナーのついていないバックを持ち歩いていて気が付いたらスマホやお財布をとられていた!というケースです。気を付けていても、口が閉まらないタイプのバッグだと電車の中やすれ違いざまにバッグに手を入れられて盗まれることがあります。ヨーロッパで生活している人にとって、ファスナー付き、もしくはボタン付きのバッグを選ぶのは基本中の基本です。
手持ちバッグは危険!斜め掛けできるバッグがおすすめ
日本では、女性が肩掛けバッグを斜め掛けしていると幼い印象になってしまうので、片側の方からかけている人が多いですよね。しかし、その持ち方をスペインの観光中心地でしてしまうと、ひったくりやスリの対象になってしまいます。無理やりひったくられるだけでなく、他のことで気を逸らしているスキに中身を盗られる可能性もあります。肩掛けバッグは必ず斜めかけをするようにしましょう。私が個人的におすすめなのは、ファスナーがついていて、かつ上からカバーがかぶせられる、斜め掛けタイプです。
筆者オススメのバッグ
駅構内ではバッグは前に。ポケットは空にするのが鉄則!
バルセロナやマドリードなどの観光地では、駅構内はたくさんの人が行き交います。券売機の前や、改札近くなど、ちょっと気を緩めたスキに、バッグのファスナーが開けられ、中身を盗られた!なんてケースも。ポケットの中身を空にするのは当然ですが、冬であればコートの下にバッグを持つなど、バッグが見えないようにしましょう。できない場合、肩掛けバッグは斜めにかけましょう。ひったくられてバッグごと盗られる可能性があります。
置き引き多発!レストランバッグを体から離さない!
レストランでも注意が必要です。特に、スペインによくある路上のテラス席に通された場合、隣の椅子にふとバッグを置いてしまうと、気づいた時にはバッグごとない!ということもあります。小さなバッグであれば肩にかけたまま座るか、リュックであれば足にひもを通して座りましょう。同様にスマホを机の上に置くのも危険です。故意にぶつかったり話しかけたりして気を逸らしたスキに持ち去られる可能性があります。もちろんトイレに行く際はすべての持ち物を持って席を立ちましょう。
歩きスマホは絶対にダメ。即スリのターゲットになります!
旅行先でついやってしまいがちなのが、マップを見るなどの歩きスマホ。スペインでは歩きスマホをしている人が日本に比べて少なく目立つ上に、確実にスリのターゲットになります。必要があればベンチや壁際で止まって作業し、スマホはバッグにしまってから歩き始めましょう。
現金を大量に持ち歩かない!日本人は狙われています!
キャッシュレスが進むスペインに比べて、日本はまだまだ現金文化が根強いです。ただし、海外では現金を盗まれてしまうと泣き寝入りするしかありません。ヨーロッパのスリの間では、「日本人は高額の現金を持ち歩いている」という噂が広まり、日本人を狙うスリがいるという話を聞いたことがあります。現金はなるべく必要最低限にし、コートの下のバッグに入れるなど体に近い場所で持つようにしましょう。
スーツケースを持っているときは他の手荷物に注意!
空港からホテルへの移動など、重い荷物をもっているとそちらに気がいってしまい、自分の手荷物の管理がおろそかになりがちです。一般的に、街中にいるスリはスーツケースなどの大きいものは狙いません。中身が服やお土産品で価値のないものがかりはいいている可能性が高い上に、スーツケースをもちながら逃げるのは大変だからです。まず注意すべきは、スーツケースよりも手荷物の方、ということを肝に銘じましょう。
スペイン旅行スリ対策まとめ
スペインのスリ対策は以下の通りです。
- ファスナー付きのバッグを選び、身体に掛けて持つ。
- 肩掛けバッグは必ず斜め掛けに。
- ポケットに貴重品を入れない。バッグは身体の前に持つ。
- レストランでは荷物を体から離さない。スマホを机の上に置かない。
- 歩きスマホ厳禁。地図は暗記する。
- 現金は必要最低限にし、身体に近い部分で管理する。
- スーツケースよりも手荷物優先
以上、スペイン旅行時のスリ対策まとめでした。これらの注意点を意識して、ぜひ楽しいスペイン旅行にしてくださいね!