こんにちは、自宅待機もそろそろ一ヶ月、ろこそです。一ヶ月も経つとだんだん普通の生活はどうだったかなと色々思い出せなくなってきましたね。
日本もこれからどうなるかまだ心配です。
現在はアメリカはニューヨークにいますが、さすが感染者が爆発的に増えた地域、まだ緊張が続いています。道を歩いていてもスーパーのレジに並ぶのもソーシャルディスタンスを空けろ、とのお達しで守らなかった場合およそ1000ドル(日本円で11万近く)の罰金が課せられます。この間に加えてまた値上がりしたそう。。。
今が丁度予測としては感染者がピークに達する期間らしく、人気も大分減り日中町を歩いていても前はどのぐらい人が歩いていたかな、と嘘のようです。
スーパーやお店など人が集まる場所では常に警察の車が常駐して見張っており、定期的にマイクで人とは常に距離を作るように、家に帰ったらすぐ手を洗うように、ずっとアナウンスする声が聞こえます。
スーパーや幾つかのレストランなどはまだ自主的に経営を続けている所もあり、ですがお店で食べることは出来ません。
持ち帰りかデリバリーオンリーでまだ開けててくれています。飲食関係も本当に瀬戸際でしょうに、感謝です。
一部では、どうせいつもは食べられないからと高級料理店のデリバリーをするのが流行っているらしく、お店側もそれに応えてディスカウントを始めたりしています。デリバリーについてはまた色々と個人的にストーリーがありましたので、今度詳しく書きますね。
さて私達ニューヨークのアーティスト、特にフリーランスはどうしているかというと、皆んなやはり自宅待機になり事実全て失業の人が殆どです。私も講師をしていた先の生徒さんやカンパニーがバーチャルクラスに切り替えなんとかやっていますが、それでも普段のようには出来ないため給料も圧倒的に減り皆んな本当に大変な事になっています。
アーティストに対する失業保証ですが、ニューヨークにあるアーティストやフリーランス向けの機関が色々とファンドを立ち上げており、コロナによって潰れてしまった仕事の予定や詳細の証明をそれぞれのウェブサイトから提出することによって受けることが出来ます。
私も今色々と調べて試みている最中なのですが、もう既に周りでは受け取った方が何人か出てきているみたいです。保証金は今までの納税の詳細と、被害総額などによるようです。また詳しい詳細が分かり次第追記します。
また差別は大丈夫ですか?とよく日本の方から聞かれますがやはり危険な憎悪犯罪は残念ながら前より増えているのが現状です。私自身は今のところ特別危険な差別や事件には遭っていませんが、日中外に出るときもやはり前よりそういった緊張感も増しました。
ニューヨークでもつい先日ブルックリンの方でアジア系の女性が顔に硫酸をかけられ酷い火傷を負うなどの事件が起き始めたりしています。テキサスの方でも中国系の家族が包丁で刺されて襲撃されるなど、コロナでというよりは普段から既に差別意識を強く持っていた人の犯行が増え、波紋を呼んでいます。
人種の違いに対する摩擦は海外に居れば切っても切り離せなく、他国に入っている以上、自分は外国人になるわけなので常日頃ですが、逆にこういった事件が問題意識を強め、コロナによる中国系、アジア系への人権を守ろうといった動きもここでは出てきています。
日本にいるとなかなか、自分の人種が違うというだけで殺される、という恐ろしい感覚は感じられませんがそれは世界では常にいろんな人種間で起きているのですよね。
まだあと一ヶ月あまり、もしくは二ヶ月になるかも、と言われている自宅待機命令ですが、普段仕事の忙しさや喧騒にかき消されていた部分が、もしかしたらゆっくりと考えるいい機会になってきているかもしれないと暫く家に居て感じています。
皆さんも緊張が続きますのでどうぞこのせっかくの時間、ストレスを溜めすぎず過ごして下さいね。