あなたは、この世で最も不幸な人生は何だと思いますか?
それは、嫌なことで成功してしまう人生です。
本当は嫌いなことなのに、周囲に評価されるからという理由で、好きなことを我慢して頑張ってしまう。
嫌いなことで、人生を埋め尽くしてしまうなんて最悪じゃないですか?
今回は、そんな不幸な人生を送りたくないという人に読んで欲しい千田琢哉著『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』という本<時間編>をご紹介していきます。
死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 千田琢哉著 Amazon.co.jp
【お金より時間が大事】
Time is moneyという表現は間違いであり、どんなお金持ちでも時間は買えない!
「Time is money=時は金なり」という言葉がありますが、この表現は間違っています。
時間はお金と同じくらい貴重なものという意味だと思いますが、時間とお金の価値が全然違います。お金は無かったとしても、時間を投資すれば、そこからお金を生み出すことはできます。
しかし、時間が別です。
どんなお金持ちだったとしても、時間だけはお金で買えません。人間にとって、時間は命そのものですから、お金と同じくらい価値があるはずがないんです。富と名誉もこの世の全てを手に入れたくらいの大富豪たちは最後に望むものは不老不死です。
つまり永遠の命である時間に他なりませんし、そのくらい命は尊いです。
いくらお金を手に入れても、死ぬ間際になれば、「あのとき〇〇しとけば良かった」と後悔するものです。
たとえ巨万の富が手に入ったとしても、時間だけは疎かにしてはいけません。
そして、遅刻というのもやってはいけない事です。
なぜなら、待たせている人たち全ての命を奪ったことになるからです。つまり、殺人と同じくらい罪があるんです。
お金よりも時間のほうが大切だと分かった瞬間から、成功への第一歩が始まっています。
Time is Life=時は命なり
時間は大切にしましょう!
【時間持ちは単独行動】
会社という群れから脱出すると、時間も増えて成功しやすくなる
「忙しくて休む暇がない」
「やるべきことが多すぎて、自由な時間なんてない」
まるで自分だけが苦労しているかのように、時間がないと忙しいアピールをしてくる人は多いです。
あなたの周りにも「時間がない」と嘆く人はいますか?
はじめに言っておきますが、時間がないなんて当たり前です。皆それぞれ、やるべきがあって忙しいですし、自分だけが特別というわけではありません。
しかし、世の中にはお金の余裕もあり、時間的な余裕もあるという理想的な生活を送っている人がいるのも事実です。
果たして、彼らとは何が違うのでしょうか?
時間を生み出す方法はいたってシンプルです。それは、群れ(会社)から脱出することです!
「時間がない」と忙しいアピールをしている人の大半は自分のためではなく、他人のために時間を使っています。集団で行動しないだけで、時間はとてつもなく増えます。
ですが、このようなことを言えば必ず反論してくる人がいます。
「そうは言っても簡単に会社は辞められない」
「成功者はもともと時間があったんでしょ」
あなたは何か勘違いしていませんか?
時間は与えられるものではなく、自分で作るものです。時間は誰かに与えてもらうものだと思っている時点で、あなたは幼稚だし、一生自由にはなれないです。
集団で行動するデメリットは数え切れないほどありますし、その中で一番遅い人に合わせなければならなくなります。5人で行動すると、真ん中の3番目の人に合わせるのではなく、全員が5番目の人に合わせなければならない。
こうしてそのグループ全体が、5番目の人と同じレベルになっていくんです。
時間持ちの人は独立しているため、いつも単独行動です。
だからこそ、時間が欲しいと思うなら、今すぐ群れから脱出してください。
それが嫌なら、死ぬまで奴隷人生を歩んでください。
【同時にこなすのは時間の無駄】
成功するためには何をするかより、何をしないか!
あなたは今、予定がパンパンで忙しい人生ですか?
人生という限られた時間をより有意義に過ごすためには、あれもこれも手を出して、全てを中途半端に終わらせなことです。
もちろん複数の仕事を器用にこなせる人はいます。一部の天才を除けば、人間は同時に二つ以上のことに本気で打ち込むことはできない生き物なんです。
あなたが今まさにやっていることは最重要かつ緊急ですか?
もし緊急であれば、それ以外の全てのことは一切気にする必要はありません。気にして何もかも器用にこなそうとするから、全てが中途半端になり、上手くいかないんです。
重要であっても緊急でないこと、急いではいるものの重要ではないもの、重要でも緊急でもないものには目もくれないことが大切です。
何かしていなくては不安になる人は、ただ単に勇気がないだけです。何もしなくても楽しめるのが、真の豊かさです。
死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 千田琢哉著 Amazon.co.jp
死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 目次
第1章 人生
- 自信があるヤツより、イっちゃってるヤツのほうが強い。
- 周囲から認められる前に、自分で自分を認めてあげる。
- 九九%の人は、準備だけで人生を終えてしまう。
- 親や学校の先生が反対するほうを選んでおけば、たいてい間違いない。
- 「みんな一緒ですよ」と言う人には、近づかない。
- 理不尽な噂を立てられたら、あなたはまもなく成功する。
- 「ごめんなさい」の回数と、その人の人脈は比例する。
- 毎日が夏休みのような人生を、創っていこう。
- おみくじで凶が出たら、チャンス。
- 周囲の顰蹙を買ったら、チャンス。
第2章 仕事
- 雑用から逃げると、死ぬまで雑用させられる。
- 雑用こそ、芸術的に仕上げる。
- 最悪の職場から、将来のヒーローが生まれる。
- 残業人間に、仕事ができる人はいない。
- 「企画部でなければイヤだ」という人は、企画に向いていない。
- 量をこなして、はじめて手の抜きかたが見えてくる。
- 楽しい仕事はない。楽しそうに仕事をしている人はいる。
- サボらないと、いい仕事はできない。
- 何をするかより、誰とするか。
- 電話の伝言の達人が、大型プロジェクトのリーダーになる。
第3章 時間
- ”Time is life”遅刻は、殺人と同罪。
- 群れから脱出すると、時間が増える。
- 愚痴をやめると、時間が増える。
- 二番目に好きな人と過ごす時間は無駄。
- 時間感覚の同じ人間同士が、階層をつくっている。
- 時間は、不公平。
- 時間のプレゼントが、プレゼントの頂点。
- 100点目指して期限切れより、0点でもいいから前日に提出。
- 忙しい人は、夢が実現しない。
- 何をするかより、何をしないか。
第4章 組織
- 入社時にやたら威勢のいい社員は、二年以内にやめる。
- 上司をお得意様と考えると、毎日が変わる。
- 出生を否定した時点で、お荷物社員コースまっしぐら。
- 自分に実力がないのなら、陰口だけは言わないと決める。
- のろい人の仕事を手伝うと、のろい人はいずれリストラになる。
- 会社を脅かすほど不遜なカリスマ社員は、いずれ失脚する。
- 一緒にいて居心地がいい上司が、将来のあなた。
- 現在群がっているグループで、あなたの一生が決まる。
- 力がある人間ではなく、結果を出した人間が出世する。
第5章 勉強
- 遠回りの蓄積こそ、あなたの財産。
- 「これを選んだ人はさすがにいないよね」という選択肢こそ大切。
- 退屈な模範解答より、ハッとするような不正解のほうが尊い。
- 立ち読みで終わる人は、傍観者で人生を終える人。
- 「納得できません」が口癖の人は、必ず落ちぶれる。
- 「それはありえない」が口癖の人は、将来リストラされる。
- 隠れてコソコソやってしまうのが、大人の勉強。
- 1年で1テーマ、40年で40テーマの勉強ができる。
- 締め切りも合格点も、すべては自分で決める。
第6章 情報
- 「わかりません」と言えることが、すべてのスタート。
- ”自称”情報通に、情報通はいない。
- ”自称”情報通は、人に使われておしまい。
- 情報は、「情に報いる」と書く。
- 誰が発信したのかを、必ず確認しておく。
- 1つの情報は、3ヶ所から集める。
- 短時間で本物の情報を得るには、やっぱりお金が必要。
- 情報を知識に、知識を知恵に昇華させるのが、人間の仕事。
- 情報で大切なのは、集めることより捨てること。
- 最後の決め手は、いつも一次情報。
第7章 交渉
- 話した量が少ないほうが、最後に勝つ。
- 打ち負かすのではなく、包み込む。
- 「意見は違って当たり前」と、知っておく。
- 「これだけは伝えたいこと」を、一つだけ手帳に明記しておく。
- 抽象的ではなく、具体的に攻める。
- 理屈っぽい上司で、普段から鍛えられておく。
- 解説者ではなく、質問者になる。
- 大声で話さず、やや小さめの声で話す。
- 沈黙は、相手に破らせる。
- 痛いことを言われたときこそ、「なるほど」。
第8章 友情
- 親友は、生涯で一人いれば御の字。
- 友情は目的ではなく、結果に過ぎない。
- 「ごめんね」の回数と、その人の人望は比例する。
- 旧友から突然の電話があれば、それは借金の話だ。
- 友達の数を増やすのをやめると、嘘のように人生が楽になる。
- 友達の幸せに拍手できる人が、次の成功者。
- お互いに孤独でなければ、友情は育めない。
- あなたの陰口を言っている人は、友だちになりたがっている人。
- マナー違反するのは、いつも仲良し三人組。
- プライベートで親友がいない人は、一人ランチが怖い。
第9章 恋愛
- 相手に腹が立つのは、あなたが相手に依存しているから。
- 本気でモテたいなら、群れない。
- 相手を尊敬できないのは、自分を尊敬していないから。
- お金のために結婚すると、お金が原因で離婚する。
- 二番目に好きな人と、エッチしない。
- 「…だから好き」は、愛していない。
- 「…なのに好き」が、愛している。
- 結婚資金を貯めるより、そのお金で自分磨き。
- ヒソヒソ話が趣味の女性は、浮気されている。
- 21世紀は、女が男をお持ち帰りする時代。
第10章 決断
- 「英語勉強しなきゃ教」から脱会すると、一気に自由が増える。
- 「どちらでもいい」という人は、生きているとはいえない。
- 力んで決断せず、淡々と決断する。
- 迷ったら、相談する一人をあらかじめ決めておく。
- 遅い決断は、どんなに正しくてもすべて不正解。
- 決断に時間をかければかけるほど、「やっぱりやめとくか」になる。
- 「検討しときます」「ペンディング」が口癖の人には、近づかない。
- まずは挙手。考えるのはそれから。
- 一度逃げた決断からは、死ぬまで追われ続ける。
- 自分で決めたもの以外は、決断ではない。