photoAC 『ラグビーに奇跡はない。』 スポーツでは、弱小とされるチームが強豪チームを倒す、いわゆる“番狂わせ”が観ている人を熱狂させます。 番狂わせはどんなスポーツにも起こり得ることではありますが、その頻度には大きな差があります。 とかく、番狂わせが起きないスポーツといわれる、ラグビー。何故、ラグビーでは番狂わせが起きないのか。 その理由を、 1. セットプレー(セットピース) 2. フィジカル 3. 総合力のスポーツである の3つの要因から解説していきます。 1. セットプレー(セットピース) ラグビーの核となる要素のひとつが、“セットプレー”です。 スクラムや、ラインアウトがそれに当たります。 軽度の反則(ノックオンやスローフォワード)が起きた際にはスクラムでプレーが再開され、
『ラグビーに奇跡はない。これは練習の成果』 ラグビーワールドカップ2015年大会で、“ブライトンの奇跡”と呼ばれた大番狂わせを起こした、 日本代表のフルバック五郎丸歩選手の言葉です。 当時、ワールドカップでは世界一勝率の高かった南アフリカ代表と、世界一勝率の低い日本代表との戦い。 誰の目にも、南アフリカが優勢であることは明白でした。 その南アフリカ相手に、どうやって日本は勝利を掴みとったのか。 そして、その4年後の“静岡の衝撃”との共通点。 それらについて、 圧倒的な練習量 総合力の勝利 の2点から解説していきます。 1. 圧倒的な練習量 これまでの日本代表は、2011年大会までわずか1勝、2引分と精彩を欠き、日本代表に期待する声は無くなっていました。 日本代表の歴史の詳細については、またの機会に。 そんな中、2012年に日本代表のヘッドコーチには、エディー・ジョーンズが就任しました。
「ウェールズが、スクラム組もうぜ!」 ラグビーワールドカップ2019年大会準決勝、ウェールズ対南アフリカ戦でウェールズがスクラムを選択したときの、矢野武さんの名実況です。 後半20分過ぎに9-16で劣勢のウェールズが敵陣深くでペナルティをもらい、スクラムを選択したことで会場からは大歓声が起きます。スクラムを選択したウェールズは、見事にトライを決め同点に追い付きました。 観るものを熱くさせるスクラムは、歴史ともにルールが変わっています。 現在のスクラムに至るまでの、ルールの変遷を解説していきます。 スクラムの歴史 photoAC スクラムには、もともと現在のように明確なポジションわけはされていませんでした。 スクラムを組む位置に初めに近づいた選手が、フロントローの役目を担います。 1900年代前半のニュージーランドは、2-3-2のフロントローを2名にし7名で組む特殊な戦術を用いて戦っていました。残り1名のフォワードは、自チームのスクラムではボールを投入する役目を果たし、相手チームのスクラムではスクラムハーフを妨害する役割を担うポジションでした。 この戦術はハーフの邪魔をすることが批判され、のちに禁止されます…
下記の疑問に答えていきます。 「アスリートのセカンドキャリアは大変ってよく聞くけど、具体的に何が大変なの?」 「セカンドキャリアで、アスリートだからこそ得することってないの?」 こちらの記事を読むとこれらのことがわかります。 アスリートならではの「セカンドキャリアにおけるメリット」 アスリートだからこそ 苦労する「セカンドキャリアにおけるデメリット 私は空手の選手をやっており、選手としての活動をしながら格闘技指導で生計を立てていました!選手時代は空手の世界大会で2位、全日本大会で優勝しています。 現在はセカンドキャリアでWebエンジニア、Webライター、ブロガーとして活動しております それらの経験からみなさんに役立つ情報を共有したいと思います。 「メリットその1」トップアスリートだと他分野でも結果を出すと勘違いしてくれる アスリート・格闘家は、競技で結果を出すと世間が勝手に「この人はスポーツで1流だから、他のこともできるだろう!」と勘違いしてくれます。 実際はそんなことありません(笑) こんなことを思ったことはありませんか? サッカーの本田圭佑選手って、ビジネスでも成功しそう。…
私は格闘技の選手をやっており、選手としての活動をしながら格闘技指導で生計を立てていました! 引退後、選手としてがっつりやってきた自分に社会で生活する上で、有用なスキルがないことに愕然としました。巷でよく言われるセカンドキャリア問題です。 そこからプログラミングを学習し、現在はセカンドキャリアでWebエンジニア、Webライター、ブロガーとして活動しております。 それらの経験からみなさんに役立つ情報を共有したいと思います。 ○エスキモーに冷蔵庫を売る あるセールスマン(物を売る人)のお話を通じて、アスリートが学べることがありますので紹介していきます。 "セールスマンは北極に住むエスキモーに冷蔵庫を売った。最初は誰しも、北極に住む人が冷蔵庫を買うわけがないと思った。 でも、セールスマンは「冷蔵庫があれば、食べ物が凍らずに保存できますよ」と提案し、エスキモーは喜んで冷蔵庫を買った。" これは価値の話ですね。従来は、 「冷蔵庫は食べ物を冷やして長期間保存する」 と考えていましたが、このセールスマンは、 「冷蔵庫は食べ物を適切な温度で長期間保存する」 と定義しました。元々、北極の人々は冷蔵庫は使用しません…
下記、疑問に答えていきます。 「現役のアスリートなんだけど、セカンドキャリアに備えて今から何かやっておきたい。」 「競技以外に仕事をやらなきゃいけないんだけど、どうせやるならスキルが付くのが良いな。」 この記事を読むとこんなことがわかります。 セカンドキャリア問題の原因がわかる ライターが現役アスリートに取り組みやすいことがわかる ライターのメリット 私は格闘技の選手をやっており、選手としての活動をしながら格闘技指導で生計を立てていました!現在はセカンドキャリアでWebエンジニア、Webライター、ブロガーとして活動しております。 それらの経験からみなさんに役立つ情報を共有したいと思います。 私はアスリートのセカンドキャリアで有用なスキルは「プログラミング 」、「ライティング」、「デザイン」だと考えています。 この記事ではライティングに絞って、詳しく解説していきます。 ○そもそもセカンドキャリア問題って何が原因なの? ここでいうセカンドキャリア問題はアスリートの引退後のキャリアを指しています。 アスリートは幼少時代から、競技に多くの時間を割いており、社会で有用なスキルを持っていないことが1番の原因…
根性で乗り切るマラソン大会はちょっと自慢 腰痛は高校1年から始まった。 子どもの頃から体の弱かった私がはじめて運動部であるハンドボール部に入部して間もなく発症。なぜか当初「神経痛」と診断され、間もなく「椎甲板ヘルニア」と診断された。理学療法のため週一整形外科に通うが改善されず、ハンドボール部を退部。 「それまでろくに運動していなかったので、急激な運動量の増加にカラダが悲鳴をあげたのだろう」。それくらいのラフな結論で、体育の授業も内容を選んで出席した。 そのような状況ながら、校内のマラソン大会に出場。体育の成績はいつも5段階の3。バレーやバスケットなどの球技はまあまあだが、マット・器械運動系、水泳はまったくできない、かなりの運動オンチである。 だから、なんの技も力もない“ただただ我慢の走り”だったが、それでも自分なりに満足のいくそこそこの成績を残すことができた。 社会人となり、再び走り始めたものの、“ただただ我慢の走り”は続く。 マラソン仲間ができ、走ることが楽しくなっていくが、仲間との体力差、特に筋力差は歴然だった。社会人になってから、「走ろう」と思うような人は、おおよそ中学・高校の運動部出身者…